FSC 航空ニュース

KLMオランダ航空、追加で最大1,000人規模の人員削減へ

KLMオランダ航空は、新型コロナウイルスの影響の長期化により、追加で最大1,000人規模の人員削減を行う計画であることを明らかにしました。

特に長距離路線においては、各国の入国規制の影響により当初想定していた需要の回復よりも遅れているとし、このようなことから最大で1,000人規模の人員削減を行う必要性が生じたとしています。

具体的には、客室乗務員500名、パイロット100名、グランドスタッフ200名~400名としており、2020年に行った5,000人規模の人員削減と合わせると新型コロナウイルル以降に約6,000人の従業員を解雇することになります。

現在オランダ政府は、検疫強化として運航乗務員も対象にPCR検査と抗原検査の両方の陰性を条件に航空機の搭乗を許可することを決めたことから、KLMオランダ航空は、社員が現地に置き去りになる可能性があるとし、22日以降の長距離線を全便を運休する方針を示し対立していますが、この問題と人員削減は無関係であると発表しています。Photo : KLM

KLMオランダ航空の客室乗務員が、滞在先のシンガポールの隔離規則に違反し逮捕

KLMオランダ航空、A330型機の早期退役を検討

エールフランスKLMグループ、1日あたりのキャッシュアウト額は約30億円