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デルタ航空、需要回復を見据え夏までに影響を受けている400名のパイロットを完全に復帰させる方針

デルタ航空は、夏の需要回復に向けて、現在労働時間削減などの影響を受けているパイロット400名を完全に復帰させる方針であることがわかりました。

これはデルタ航空の運航部門を担当すジョン・ラフター上級副社長の社内パイロット向けの通知で明らかになったもので、『400人のフルタイムパイロットのポジションを提供できることに興奮していますが、回復の道は長く険しいものになることを覚えておくことが重要です。しかし我々は予防接種が世界中で展開されるにつれて需要が増加することを楽観視しており、回復が続くにつれて、影響を受けたパイロット全員が完全な飛行状態に戻ることを楽しみにしています。』とメッセージを書いたことがわかっています。

今月始めには、Ed Bastian CEOが夏には黒字化できると予測していることを明らかにするなど、ワクチン接種人口が増えることにより、回復がみられることを予想しています。ヨーロッパでは、夏の予約が増加傾向にあるなど、ワクチンへの期待感から、徐々に回復の兆しが見えており、世界的に航空需要が回復していくことが期待されます。

しかし全てはワクチンの効果を前提にしているものであることから、今後各国で徐々に判明するワクチンの効果に注目が集まります。参考記事:Travelpulse

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