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ルフトハンザドイツ航空、フランクフルトから5機のA380を長期保管のため移動へ

ルフトハンザドイツ航空は、フランクフルト空港で保管していたA380の一部を長期保管のために移動させる計画を開始しました。

同社は、合計14機のA380を保有していますが、既に7機はスペインのテルエル空港で長期保管に入っており、残る7機はフランクフルト空港で保管されていました。

今回フランクフルト空港で保管されているこの7機のうち5機を長期保管のために移動させることがわかり、昨日1月26日に1機目(D-AIMC)がフランスのタルブに移動しました。今後は毎月1機を移動させる予定としており、最終的に2機をフランクフルト空港に残す計画となります。なお2機を残す理由としては、大量輸送を必要する事態に備えたものとみられています。

また1~2機目はタルブで保管し、その後の機体はテルエルで保管する予定となり、最終的にタルブで計2機、テルエルで計10機を保管する計画となります。

同社のCarsten Spohr CEOは、想定外に航空需要が回復したときのみA380を復帰させるとコメントしていますが、現状ではそれは難しいとみられ、今後復帰はないと推測するアナリストが多いのが現状です。既にA340-600型機を退役させる方針を示すなど、今後保有機材をスリム化することも考えられ、同社のA380の復帰への道の雲行きは怪しくなっています。参考記事:Flugrevue Photo : Lufthansa

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