FSC 航空ニュース

タイ国際航空、経営再建計画の提出を再延期し3月2日までに提出

タイ国際航空は、2021年2月上旬までとなっていた経営再建計画の提出期限を、破産裁判所に延期を求める申請を行い、約1ヵ月の延長が承認された事を発表しました。

新たな期限は2021年3月2日に設定され、延期を申請した理由については、最適な財務計画を作成するためとしています。なお既に事業計画はほぼ完成し、任意の無給休暇の導入や、採用費を削減するための組織計画の策定などに着手している状況であることが明らかにされています。

またほとんどの債権者が現時点での再建計画を支持しているとしており、今後再建計画書が提出された後は、公的管財人は再生計画書の写しを債権者に送付し、債権者集会での検討・承認を受けることになり、この一連の手続きに約1.5ヶ月ほどの時間がかかる見込みとしています。

今回の延長は2回目となりますが、タイの破産法の下においては、延長は2回までしか認められていないことから、新たな期日までには再建計画は提出される事になります。

タイ国際航空、オーストリア・ウィーン線から撤退へ

タイ国際航空、2機のA380の売却を検討 販売リストに追加

タイ国際航空、B747-400型機を全機売却へ その他機種を含め計34機を売却