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香港航空、従業員の給料補助制度で違反が発覚し罰金

香港の雇用保護事務局は、雇用保護プログラムとして実施されていた給料補助制度において、香港航空に違反があったことを明らかにしました。

この制度は、新型コロナウイル以降に、従業員を雇用を維持することを条件に給料を一部補助する制度(日本の雇用調整助成金に相当)として設けられ制度となりますが、当局への申請人数と実際の対象者の人数に相違があったことから、罰金が科されています。

同社はこの制度終了後に約250名の従業員を解雇しましたが、この解雇者から構成される団体が、会社側の受取金額と従業員が受け取った金額に相違があったことから、違反が行われているとして当局に調査を行い介入するよう要請したことから、今回の違反が発覚しています。

なお香港航空は、この制度において1億5,430万香港ドル(約21億円)を受け取っており、支給分から罰金が差し引かれ、既に罰金を支払っているとの事です。参考記事:on.cc Photo : Airbus

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