カタール航空は、保有していたA330-200Fを全機退役させたことがわかりました。
同社は、B777Fの増機に伴いA330Fを退役させる計画でしたが、B777Fの受領が遅れたことや、新型コロナウイルスの影響による貨物需要が増加したことで、退役時期を延期して運用を続けていました。そして今年1月にB777Fを3機同時受領したことを受け、保有していた4機のA330-200Fを退役させました。
今後この4機(A7-AFG、A7-AFH、A7-AFI、A7-AFJ)のA330-200Fは、エアベルギーが運用する予定となり、エアベルギーは、旅客便で採算を取るのが難しい状況であることから、貨物専用機を導入し、貨物事業を拡大します。
なお既に保有するA340型機を一時的に貨物機化するなどして、貨物事業を強化しており、エアベルギーは、現時点では実質カーゴエアライン化することになります。