帝国データバンクによると、旅客機の機内食向けなどの食材卸売業のムツミグローバルフーズネットワークとフードリンケージが事業を停止し、事実上の経営破綻となったことがわかりました。
新型コロナウイルスの影響により、多くの国際線を運航するエアラインが運休または減便し、利用客も激減したことで、主要事業である機内食の需要が大幅に減退し経営が悪化しました。負債額は、ムツミグローバルフーズネットワークが約40億円、フードリンケージが約8億円となります。
今後も国際線の再開の見通しが立たないことから、航空関連業の衰退が危惧されており、現在の状況が好転しなければ、更なる事業者の倒産も視野に入ってきます。