ボーイングが現在開発中の大型旅客機のB777Xの試験機が、アラスカに移動して、耐寒試験を開始しています。
試験を行っているのはWH004/N779XZとなり、先週にシアトルのボーイングフィールドからアラスカのフェアバンクス国際空港に移動して耐寒試験を行っています。
Look closely. There’s a big ‘ol plane out there. @Fly_Fairbanks #777x #flighttest @Boeing @b777xlovers pic.twitter.com/Vbe1iZE3rS
— Paul Weatherman (@paulweatherman) February 7, 2021
この耐寒試験においては、極寒地において航空機が正常に動作するかのチェックを行い、主な試験項目は、航空機を一定期間駐機させた後のシステムの動作確認、エンジン・APUの動作確認、雪が積もった状態での逆噴射のテスト、離陸中止テストなどが行われているとみられています。
ボーイングは、B777Xの初号機納入時期を2023年後半まで延期することを先日発表しており、新型コロナウイルスの影響を受けた大型機の需要減退により、当初の想定よりも受注数が伸びない事が予想されています。Photo : Boeing
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