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被害者であるエチオピア航空もB737MAXを7月にも運航再開させる事を検討

B737MAXは、エチオピア航空の墜落事故をきっかけに運航停止措置となりましたが、その被害者であるエチオピア航空も同機の再開を検討していることがわかりました。

これは同社のTewolde GebreMariam CEOがCAPAのオンラインインタビューで明らかにしたもので、世界的に再承認されているB737MAXについて精査した結果、十分に安全が確保されていることから同機の運用を継続する決定に至ったとし、早ければ7月にも復帰させる考えを示しました。

この再開時期に関しては、事故を経験していることから、従業員と利用客の理解を得るには時間を要するとし、世界的に同機の一定規模の運航便数が確保され、信頼を得ているであろう7月頃が再開の目安になるとしています。

なおこれまでB737シリーズを運航してきた経験を考えると、このサイズの航空機において他機種を導入するのは経済的に考えて現実的でないともコメントしています。

一時はボーイングとの契約を破棄するとの報道もあった同社ですが、事故の原因となったシステムが改修され安全を確保できたことにより、同社も再び同機を飛ばす意思を示したことは、かなりインパクトがあり、ボーイングにとっておおきな励みとなることは間違いありません。Photo : Ethiopian Airlines

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