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フランス政府、パリ・シャルルドゴール空港の拡張計画の白紙化を発表 旅客減や環境に配慮

フランス政府は、フランスの玄関口でありヨーロッパでロンドンに次ぐ混雑空港として知られるパリ・シャルルドゴール空港の拡張計画を、白紙化することを発表しました。

この拡張計画は、2037年までに第4ターミナルを建設し、新たに4,000万人の利用者増加に対応できる施設として計画され、空港としては年間1億2,000万人の旅客に対応する事を予定していました。

しかしながら新型コロナウイルスの影響による航空需要の減退や、設計内容が時代遅れで、環境に配慮していないことを環境活動家からも抗議を受けていたことから、Barbara Pompili 環境大臣は、計画を白紙化すると明らかにしました。

同大臣は、「私たちは常に飛行機が必要ですが、より合理的な航空機の利用に向けて行動し、温室効果ガス排出量の削減を達成しなければなりません」とコメントし、計画されている内容が環境にそぐわない計画となっていることを指摘しています。

これにより同空港を運営するADPグループは、シャルルドゴール空港とオルリー空港を「環境に配慮した空港のリーダー」に変えるための代替計画を考案するとしています。参考記事:France24 Photo : CDG

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