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エールフランス航空、B777-200ERの一部機材の退役を開始

エールフランス航空は、B777-200ERの退役を開始し、5月までに4機のB777-200ERを退役させる方針です。既に1機(F-GSPV)が先週退役しタルブ空港にフェリーされています。

同社は導入を進めているA350-900型機とB777-200ER型機を順次置き換える予定としていましたが、新型コロナウイルスの影響により退役時期を前倒しして、退役スピードを加速させています。

同社は1998年から25機のB777-200ERを運用し主に長距離路線に投入してきましたが、機材の老朽化も影響し現在のコロナ禍においては、A350-900型機は6機全てが稼働している状態に対して、B777-200ERの25機のうち15機が非稼働となっており、活躍の場を失っている状態が続いていました。

新型コロナウイルスの影響により、B777も中古市場を賑わせるようになり、デルタ航空がB777を退役させたほか、カタール航空も今後全機退役させる計画とし、ANA、JALも一部機材の退役を進めています。Photo : Air France

デルタ航空のB777型機が退役 総飛行時間は127万時間となり約144年に相当

JAL、2020年度末までに国際線B777-200ER型機全11機を退役させ2022年度末には国内線B777を全機退役させることを発表

カタール航空、既存の計57機のB777型機を2024年までに全機退役させる方針