羽田空港を運営する日本空港ビルディングが予定する第1ターミナルと第2ターミナルの拡張工事は、2021年11月に着工し、2024年3月に完工する計画であることがわかりました。
ANAが主に使用する第2ターミナルは、北サテライトと本館を接続する増築工事として、300億円の投資を予定しています。またJALとスカイマークが主に使用する第1ターミナルは、北サテライトの新設工事として200億円の投資を予定しており、両ターミナルの工事は、共に2021年11月に着工し2024年3月の完工を予定しています。※工事契約に係る見積合せ実施前であるため金額は変動する可能性があります。
また第3ターミナルで工事が開始されているビジネスジェット専用施設整備には、10億円を投資し、2021年7月の完工を予定し、第1ターミナル及び第2ターミナルの改修工事等には、188億円を投資し2024年3月の完工を予定しています。
同社は、新型コロナウイルス感染症の収束後には中長期的に増加が見込まれる日本の航空旅客需要に対応するべく、羽田空港の機能拡充に向けた設備投資を間断なく着実に実行することが求められるとしており、公募増資や自己株式の売却などにより、最大約614億円の資金を調達するとしています。
これらの工事で羽田空港は大きく生まれ変わることになり、固定スポットが増加すること、第2ターミナルではANAの国際線を集約できる見込みとなり、利用者の利便性の向上が期待されます。