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フェデックス、将来を見据えたパイロット1名でのフライトテストを実施

大手貨物エアラインのフェデックスは、2021年2月10日にパイロット1名によるフライトテストを実施したとThe Air Currentが報じました。

同社は、アメリカのヘリコプターメーカーでるシコルスキーのパイロット1名で飛行を可能とする新システムを搭載したATR-42(N912FX)を使用して、パイロット1名が搭乗し数時間にわたりウォーターベリーオックスフォード空港周辺でフライトテストを行ったとみられております。なおこのフライトはFAAにより承認されたものとなります。

このシステムの実際の導入時期などは不明なものの、将来的にはパイロット1名による運航を想定していると考えられ、仮に実現した場合は、まずは乗客が搭乗しない貨物エアラインから、そして小型機かつ短距離線からとなることが有力とみられます。

現状では、新型コロナウイルスの影響によりパイロットは余剰状態となっていますが、新型コロナウイルスが収束し航空需要が回復すると、また世界的なパイロット不足となるとみられており、近い将来貨物機においては、パイロット1名による運航が実現するかもしれません。Photo : Empire Airlines

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