現地時間2月21日、エミレーツ航空は、ワクチン接種を終えた乗務員によるフライトをドバイ発ロサンゼルス行きEK215便で実施したことを発表しました。
このフライトは、乗務員だけでなくフライトに係るチェックインカウンター、セキュリティ、ラウンジ、搭乗ゲート、エンジニアのスタッフ全員がワクチンを接種しており、総勢70名以上のメンバーがワクチンを接種し、このフライトを実現しました。
Photo : Emirates
エミレーツ航空グループのワクチン接種センターは、毎日12時間稼働し航空従事者への優先接種を実現しており、これまでに全従業員の44%がファイザー社製あるいはシノファーム製のワクチンを接種しています。
同社のAdel Al Redha COOは、『今後のフライトの多くは、完全に予防接種を受けた乗務員での運航が実現するでしょう。また予防接種を受ける人が増え、強力な安全対策が講じられていることで、多くの国の入国制限が緩和されることが期待できます。』とコメントを発表しています。
世界各国では、航空従事者を優先接種対象としており、既にエティハド航空は全乗務員の接種を終えたほか、シンガポール航空もワクチン接種者による運航を実現するなどしており、日本よりもひと足早くワクチン接種が進んでいます。