シンガポール航空は、新型コロナウイルスの影響を受けた航空需要の減退により、保有する大型機材を中心にオーストラリアのアリススプリングスで長期保管していますが、一部のA380をシンガポールへ移動させています。
今回移動が確認されたのは、9V-SKQとなり、シドニーを経由してチャンギ空港に向かう予定となっており、シンガポールで機内改装を行います。
この機内改装においては、各クラスの座席において最新のものに刷新します。既にシンガポール航空は、7機のA380を退役させる計画としていますが、コロナ禍が長引き、各エアラインがA380の退役を検討する中でも、今回機内改装に着手することから、今後も同機の運用を続ける意思があるものとみられています。
なお今回の改装により、ファーストクラス12席、ビジネスクラス86席、プレミアムエコノミー36席、エコノミークラス245席の計379席仕様から、ファーストクラス6席、ビジネスクラス78席、プレミアムエコノミー44席、エコノミークラス343席の計471席仕様に変更となります。Photo : Singapore Airlines
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