ニュージーランド航空は、国際線の再開に向けて国際航空運送協会(IATA)が開発したトラベルパスの試験運用を開始することを発表しました。
『IATAトラベルパス』は、電子パスポートの様な役割を果たす事が想定されており、新型コロナウイルスのワクチン接種情報や検査結果などがアプリに登録されます。またアプリ内の既存パスポート情報とリンクして個人情報を安全かつ正確に管理し、当局・航空会社・個人で情報を共有できるものとなる見込みです。
ニュージーランド航空では、2021年4月よりオークランド~シドニー線で約3週間にわたり試験運用するとしており、今後の本格的な国際線の再開に備えます。
今後各国政府は、現在設けている隔離期間を免除する代わりに、入国時にワクチン接種証明書または陰性証明書を求める可能性が高いと見られており、偽造が難しいとされるトラベルパスにより本格的な国際線の再開が期待されています。Photo : Air New Zealand