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ニュージーランド航空、B777-300ERの一部機材の退役を検討

ニュージーランド航空は、保有するB777-300ERの一部機材を退役させることを検討していることがわかりました。

これは同社のJeff McDowall CFOが、投資家向けのブリーフィング時に明らかしたもので、『短期的には、B777-300ER一部を退役させるオプションがあり、長期的には新造機のB787とA321neosの両方の納入を延期するオプションがあります。なお6〜9か月間はこの決定を行う必要はありません。』と発言しました。

同社は現在7機のボーイング777-300ERを保有していますが、3機は短期的に必要になった際のスタンバイとしてオークランドで保管され、残りの4機はカリフォルニア州のヴィクターヴィルで保管されており、今後これらの機材の一部が退役候補となる可能性があります。

ニュージーランドは、新型コロナウイルスの感染拡大を防いだ一方で、国境の再開のタイミングが慎重にならざるを得ないため、国境再開が他国に遅れをとることが予想されています。このようなことから、通常同機が投入される北米・欧州路線の回復が遅れるのと同時に、燃費性能が優れたB787で代用できることもあり、大型機材であるB777-300ERの一部退役が検討が進められている模様です。

新型コロナウイルスの影響により大型機材機材の需要が著しく低下しており、コロナ終息後も燃費性能が優れ、航続距離が長い機種が好まれるものとみられています。Photo : Air Newzealand

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