オーストリア航空は、先日売買契約が成立した3機のB767-300ERの退役プログラムを開始しました。
退役初号機となったのは、ルフトハンザグループの最古機となる機齢約29.4年のOE-LATとなり、本日3月3日にウィーン国際空港を出発しています。最初の目的地はアメリカ・メイン州のバンゴーとなり、そこで通関手続きを行い、4日に最終目的地のアリゾナのピナルエアパークに向かいます。
なお同機は、1991年に運航を開始し、これまでに19,000回以上の着陸と15年相当となる約133,000時間の飛行を行いました。
Photo : Austrian Airlines
出発前には、整備スタッフなどがノーズギア付近に労いのメッセージを書き込んだほか、運航スタッフが同機に対して別れの言葉❝Servus❞を送ったことが伝えられています。
今後は残り2機も年内に退役を完了される予定となっており、同社は残る3機のB767と6機のB777を使用して長距離路線を展開する計画となります。