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タイ国際航空、再建計画を裁判所に提出 4発機(B747/A380)は退役 従業員の半数を解雇へ

タイ国際航空は、経営再建計画の提出期限であった2021年3月2日に破産裁判所に経営再建計画を提出しました。

再建計画では、2025年までに約半数となる13,000〜15,000人の従業員を解雇すること、保有機材数を102機から86機まで段階的に減らし、メンテナンス費用等のコスト削減を目指し、保有機種を半減することが盛り込まれている模様です。

また既報の通り、B747・A380・A330は退役となる計画で、同社が保有する4発機は全て退役となる見込みです。この再建計画の実行には、債権者と破産裁判所の承認が必要となり、債権者は5月12日に会議を行い、この再建案を承認するか否かを決定します。仮に再建案が債権者間で承認に至ると、6月~7月を目途に裁判所が最終判断を下すことになり、正式に再建計画が実行される予定となります。

なお同社は、再建案が債権者に承認されることに自信をもっているとコメントしています。
参考記事:The Edge Market Photo : Airbus

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