成田空港

成田空港、発着制限を現状から1時間短縮、最終的に2時間30分短縮へ

成田空港の現在の発着制限(23:00~06:00)を短縮する方向との報道が時事通信社よりありました。
おおまかな流れは以下の通りです。

  1. 首都圏発着枠不足を受け、国とNAAが周辺住民に対して昨年9月、発着制限を午前1~5時の4時間に一律短縮する案を示した。(住民の反発は予想した上で提案)
  2. 地元の千葉県や成田市など空港周辺9市町が難色を示す(いつも通り)
  3. 国とNAAが見直しを検討(予定通り見直し)
  4. 今回見直し案(この案で恐らく決着)

機能強化計画は(1)第3滑走路の新設(2)B滑走路の延伸(3)深夜・早朝発着制限の緩和-が柱。
国とNAAは、第3滑走路が運用される前の措置として、2滑走路の発着制限を、2020年東京五輪・パラリンピックまでに午前0~6時の6時間に短縮する。
第3滑走路ができた後は、3本の滑走路の発着制限時間をずらす「スライド運用」を導入。3滑走路で航空機が全く飛ばない時間帯は午前0時30分~5時(4時間30分)に縮めるが、騒音の影響を受ける地域は滑走路ごとに違うため、各地の住民の「静音時間」は6時間ずつ確保

記事引用:時事通信社http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060801312&g=eco

現在の成田空港では制限が解除される6時を目指して、各国から航空機が押し寄せ、早着時は燃油サーチャジを徴収する時代に海上で旋回して空港オープンを待っている状況です。こういった状況が改善される見通しがたったことは個人的には喜ばしいです。また、首都圏発着枠も不足してる今日で成田の拡張は当然だと考えます。羽田の拡張で解決と豪語する方もいますが、航路の問題もありますし、羽田の滑走路増設には、海上となるため、莫大な費用が必要となり、実質税金が注ぎ込まれます。
しかし、成田拡張は最も安価に拡張できるので、バブル期でもない日本にとってはここが落としどころだと思います。
よく成田の住民だけ騒音を負担するのは不公平だと主張する方がいますが、日本には米軍基地、自衛隊基地、地方空港と100以上の空港があり、それぞれの空港周辺で暮らしている人がいます。
私も、自衛隊基地周辺で育ちましたが、戦闘機の騒音対策は補助が出て効果のあるものでしたし、苦痛に感じることはありませんでした。
成田には民間機しか飛来しないので、戦闘機に比べれば低騒音化された民間機は騒音対策で十分に対応できると思います。
と、私は考えますが皆それぞれ考え方、感じ方は違うので難しいですね。とにかくスムーズに制限短縮が進むことを願います。

最後に、最初から24時間化提案して、反対を受け発着制限を午前1~5時にもっていけなかったのかなんて考えてる私もいます。

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