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ANA,3度目のミャンマー航空事業への投資へ

Bloombergの報道によると、ANAホールディングスは3度目となるミャンマーの航空事業への投資を2018年2月に発表される五ヶ年計画で発表する見通しであると報じています。※リンク先に誤りがあったので訂正しています

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ANAは2013年にミャンマーの航空会社アジアン・ウィングス・エアウェイズに出資すると発表し、その後、競争が激化したことなどを理由に出資を取りやめた。その後はアジアン・ブルー・アヴィエーションをゴールデン・スカイ・ワールドとベンチャー企業として設立していたが、東南アジア諸国当局から航空運営証明書を却下され、設立した合弁会社を今年10月末で清算した。

簡単な話、エアアジアの本体がマレーシアにあるが日本で運行するためにエアアジアジャパンを立ち上げるのと同じで、ANAミャンマーを作ろうという事業です。エアアジアジャパンがなかなか就航できなかったように、外国で航空事業を始めることはやはり難しいということですね。

片野坂CEOのコメントで『新たなパートナーを再び見つける予定だ。三度目の試みとなるが、計画を諦めることは考えもしていない』と紹介されています。

ミャンマーの国際線旅客数は直近5年で400万人まで急増し、まだ大手という大手が存在しないのでANAは東南アジアで唯一主導権を取れる市場として捉えているようです。事業計画中に政権が変わり2度目の挑戦は断念しましたが、3度目は是非就航まで漕ぎつけて欲しいですね。

ANAはミャンマー人のグランドハンドリングスタッフを技能実習生として指導したり、サッカーミャンマー代表の公式スポンサーになったりと今後を見据えた投資をしています。ANAが世界的にも大きくなるチャンスがある計画なので素直に応援したいと思います。

画像引用: ANA facebook

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