旅行情報

ボラカイ島4月26日から閉鎖、フィリピン航空、セブパシフィック航空、エアアジア減便

アジア屈指のビーチリゾートのフィリピンのボラカイ島が2018年4月26日より約6カ月間を目途に閉鎖することがドゥテルテ大統領より発表されました。

スポンサードリンク

原因は、観光事業者、観光客による環境汚染が深刻化しているためで、当局は閉鎖期間を利用して新たな下水道システムなどの整備や違法建物を撤去したり、環境関連法に違反した事業者の摘発を行う計画としています。

フィリピン政府は5日、4月26日から6カ月間の完全閉鎖を決めたボラカイ島(アクラン州)について、下水道整備などのリハビリ事業の進ちょくによっては、閉鎖期間を4カ月間に短縮することも可能との見方を示した。 引用: NNA ASIA

また、ボラカイ島へは日本からの直行便はないものの、LCCが普及しボラカイ島へのアクセスが安易になったこともあり影響する観光客の方も多いかと思います。ボラカイ島へは格安ルートとして使われるカリボ空港経由と、ボラカイ島へのアクセス抜群のカティクラン空港がありますが両空港発着便のほとんどが運休となり、一部便は住民や関係者用に運航される見込みとなっています。

フィリピン航空は10月27日まで、フィリピンエアアジアは10月26日まで、セブパシフィック航空は10月25日までの運休を発表しており、観光客は利用できないようになっています。今のところ予約者に対しては全社返金か便変更などの手続きを受け付けています。
政府の計画では閉鎖中は警察官や軍を配備し観光客が入島できないようにし、住民などには特別なIDが付与される予定のようです。
各エアラインは他路線を増便し、ボラカイ島閉鎖の影響を最小限にしようと計画しています。

ボラカイ島には今後大型カジノが建設される見込みで更なる観光客が押し寄せる見込みとなっていますので、その前に抜本的な対策をする狙いがあると思われます。

東南アジアのリゾートではタイのピピ島も今年の6月から9月まで閉鎖されることが決まっており、東南アジアリゾートの課題が浮き彫りになった形です。

私はフィリピンではセブ島近くのオランゴ島という所に行ったことがありますが、マクタン島からの船で船員が客前で堂々と海へ小便する姿は衝撃的だったことを覚えています。また友人の話ではタイのピピ島も大陸のツアーだらけでビーチの人口密度が江ノ島並みだったそうです。
東南アジアリゾートは一部だとは思いますが事業者の民度や意識が向上しないと今後も改善は難しそうですね。

スポンサードリンク