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富士山静岡空港、三菱地所・東急電鉄による民営化で成田・仙台・高松・香港・バンコク・グアム線の誘致計画

静岡県は民営化の基本協定を結んだ三菱地所・東急グループによる今後の事業計画を発表しました。

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民営化は来年度に予定しており、20年間の空港運営権と引き換えに静岡県へ10億円の支払い、滑走路修繕費の16億8000万円を同グループが負担するというもの。

事業計画では現在の60~70万人の利用客を5年目では101万人、20年目までに135万とする計画で民営化後の最初の5年間で就航先拡大に取り組むとしています。
新規就航の誘致路線としては成田・仙台・高松・香港・バンコク・グアム線を挙げており、国際線に関してはLCCの誘致を目指しています。

また、利用客拡大へ向けて二次交通ネットワークの構築を図る予定で、アクセスバスの路線を山梨県や神奈川県西部まで拡大する予定でホテル誘致なども目指します。

静岡県には富士山や温泉地など豊富な観光資源があることや東海道に位置することから一定数の需要や交通インフラが整っている利点もあるので計画自体面白いものがあります。現在JR東海は計画を否定していますが、静岡空港直下を走る東海道新幹線が空港直結となれば一気に利便性が向上します。

静岡県西部在住者は中部国際空港の方が利便性が高い機会も多いですし、神奈川県の方々も羽田の方が断然便利なのでどこまで計画が上手くいくかは不透明ですが、地方空港が活性化することは喜ばしい事ですので三菱地所・東急グループの手腕に期待したいです。

参考資料:富士山静岡空港特定運営事業等優先交渉権者選定結果の概要

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