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アメリカ航空連邦局(FAA)、B777Xの翼端のウイングチップ(折り畳み式)設計を承認

ボーイングが開発中の次世代航空機B777X(B777-8,B777-9)の翼端のウイングチップ(折り畳み式)の設計がアメリカ航空連邦局(FAA)より承認されたことがわかりました。

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B777Xは、B787の開発で用いられている技術を基に、現状のB777-300ERの翼よりも23ft(7m)延長される設計となっており、現状の空港のスポットには収まらないサイズのため改修工事の手間を省きエアラインが導入しやすくするために駐機時には翼を折り畳む設計を計画していましたが、今回FAAより設計自体が承認され、B777Xは翼の折り畳み式で製造されることが確実となりました。

また、従来のFAAの航空機製造の審査において翼を折り畳むことを想定していなかったために、ゼロからの審査になり、FAAがボーイングへ対し安全性を証明する条件では、パイロットが翼を展開させず離陸することを防ぐ複数の自動警告システムの構築、飛行中にウイングチップのロックが解除されないことの証明、地上で時速75マイル(120キロメートル)の突風に耐えることがが入っているようです。

日本ではANAがB777-9を10機2021年から導入予定となっており、近い将来日本でも翼の折り畳む姿が見れることになりそうです。

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以下B777Xの簡単な紹介です。
・全長B777-8 228 ft 2 in (69.5 m)、B777-9 251 ft 9 in (76.7 m) 
・翼幅 235 ft 6 in (71.8 m) 
・翼幅(駐機時)212 ft 8 in (64.8 m)
全長においては最大の旅客機となります。

参考記事: broomberg
画像引用: Boeing

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