クロアチア政府はザグレブ~東京の定期便開設へ向けて日本側と航空協議を再開することを明らかにしました。また航空協議再開にあたっては日本側の要望とされています。
スポンサードリンク
既にクロアチアとの航空協議では昨年6月に新規協定締結までの間の暫定的な枠組みに合意しました。内容は以下の通りです。
6月9日(金)、ザグレブ(クロアチア)において、日本・クロアチア航空当局は、将来的には定期便を就航させるに相応しい航空需要があることを認識しつつ、新規航空協定締結に向け、協定の記載事項、今後の手続き等について意見交換を実施しました。
○二国間枠組みの新規設定
(1)二国間輸送について自由な枠組みの設定(羽田空港を除く)
(2)コードシェア枠組みの設定
・同一国、相手国、第三国企業との自由な枠組みの設定
・国内コードシェアの枠組みの設定 引用:国土交通省
定期便開設あたっては昨年の暫定的な枠組みの合意から新規協定締結する必要があり、両国間での合意が前提となります。現地報道ではクロアチアへのチャーター実績のあるANAが有力との見方で、上記の通り羽田は除外されているため路線開設となれば成田~ザグレブが有力かと思われます。
クロアチア政府観光大臣のGari Cappelli氏は東アジアからの観光客誘致に力を入れていること明らかにしており、日本・中国・韓国を主要市場とし既に大韓航空は9月1日から週3便で仁川~ザグレブ線へ就航することが発表されています。
日本からクロアチアへの観光客は 2017年は合計142.043人で、前年比17.4%の増加となっているので増加傾向にあるようです。
欧州への新路線ではANAがリュブリャナへの就航を検討との報道があるので、ツアーではクロアチア、スロベニアの周遊で組まれることが多いのでスロベニアと絡めてクロアチアと両国へ就航するのも面白そうですね。
6月初めには日本の航空会社の代表者を含むビジネス関連の代表者たちがクロアチアを訪問する予定とされており、航空協議の進展が期待されます。
参考記事:EX-YU Aviation
スポンサードリンク