海外LCC情報 航空ニュース

IAGグループ、ノルウェージャン買収失敗時には株式を売却へ

IAGグループは4月にノルウェージャン買収に向け同社の株式を4.61%取得し、現在も保有し続けておりノルウェージャン側と交渉を続けていますが、現地報道によれば交渉は難航しており、このまま買収に至らない場合は売却する方針であることが明らかになりました。

スポンサードリンク

IAGグループ(創設のブリティッシュエアウェイズ、イベリア航空と、スペインLCCブエリング航空、アイルランドLCCエアリンガス、スペイン長距離LCCのレベルなどがグループメンバー)のCEO Willie Walsh氏は、『話し合いの場をもつために一部株式を取得したが買収できない限り、長期保有する予定はない』とのコメントが紹介されています。

5月にIAGグループはノルウェージャン側に少なくとも2つの買収案を提示したとされていますが、ノルウェージャン側の発表では、IAGが事業計画を過小評価したため、役員会議にて満場一致で拒否すること決定したとしています。またこの発表でノルウェージャンの株式は約10%下落しました。

IAGは更なるオプションも検討しているという報道もありましたがこの所は買収に関してはトーンダウンし、今回のような買収できなかったケースの話が出始めましたので、風向きとしては今後もノルウェージャンが単独で事業を継続する可能性が高まっているかと思えます。

ノルウェージャンは長距離LCCに力を入れていてバルセロナ~成田ロンドン~成田を検討しているとった報道もありましたのでこの計画が継続していることに期待したいです。

参考記事:pitchbook kokpit.aero

スポンサードリンク