FSC 航空ニュース

スカイマーク、2020年にも再上場を計画 上場後は外航の出資受け入れも検討

スカイマークは2020年前半にも再上場する考えであることを市江社長が明らかにしたとTBS(JNN)が報じました。

スポンサードリンク

会見での市江社長の発言は以下の通りです。

「これから、例えば、上場のアドバイザーですとか、主幹事をそれから決めるみたいな。2020年9月末というのが、デッドラインなんですが、そう言われているところなんですが、数か月早いくらいはあるかもしれない」

「羽田空港の発着枠を引き続き、使うことを前提にすれば、ANAホールディングスの株式のシェアはこれ以上増やせない」 引用:TBS(JNN)

上記発言以外にも再上場は外航を含めた外資の受け入れの可能性を示唆したとの事です。

スカイマークは2015年に経営破綻し、上場廃止となり投資ファンドのインテグラルやANAホールディングスによる出資で経営再建が図られています。
当時はデルタ航空がスカイマークの支援を検討し、日本市場に外資が入ることを恐れたANAホールディングスが積極的な支援を行いその代償としてA380導入に繋がったと噂されています。

ANAホールディングスは当初スカイマークとコードシェアをする方針でしたが、スカイマーク側も業績が回復し提供する座席が無いなどとしてANA側の提案をかわし、国際線への進出を検討するなど結果他社にみられるようなANAの傘下という印象は少ないかと思います。

今回市江社長は、ANAを協力会社というよりも競争会社という認識での発言かと思われ、競争を促すことを考えてもスカイマークがANAから独立したエアラインとなることが日本市場の活性化に繋がることも考えられます。
ANAとしては思いのほかスカイマークをコントロールできず、出資の恩恵はデルタ航空の日本市場参入を防いだだけとなった形なのかもしれません。

スポンサードリンク

画像引用: Skymark

スカイマークの国際定期便の計画は早くても2019年5月から就航へ