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エミレーツ航空、ロールスロイスとの交渉難航で発注しているA380をキャンセルする可能性

エアバス社の大型旅客機A380の最大のオペレーターであるエミレーツ航空は、同社が選定予定であるエンジンのロールスロイスとの交渉が難航しており、今後キャンセルする可能性があるとbloombergをはじめ欧州各紙が報じました。

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匿名を条件に今回の情報を明らかにした関係者によると、エミレーツ航空はロールスロイスが製造するエンジンの価格、燃費性能に満足しておらず交渉は続いているものの、2020年の納入は遅れることが予想され、エンジンの選定期限は過ぎていることから契約全体に影響が出る可能性があるとしています。

競合するGP7200を製造する米ゼネラル・エレクトリック(GE)とプラット・アンド・ホイットニーのエンジンアライアンスは数年受注がないこともあり今回のA380のエンジン受注には消極的との報道もあるため、このまま交渉が難航するとA380の受注自体がキャンセルとなる可能性があります。

A380は新たな大型契約無ければ生産中止とされている中で、エミレーツ航空が今年1月に最大36機導入することで生産継続が決定した経緯がありますので、再びA380の生産中止という話題が今後出てきそうです。

画像引用:emirates facebook

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