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エアアジア、MRJ導入を検討

現在来日しているエアアジアグループのトニーフェルナンデスCEOは、三菱航空機が開発を進めるMRJ(三菱リージョナルジェット)の導入を検討していると明らかにしたと日本経済新聞が報じました。

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MRJは新規受注がしばらくない状態が続き、納入時期も再三にわたり遅れを出しているほか、先日には競合するカナダの航空機メーカーボンバルディア社が、三菱航空機などが採用したボンバルディアの元従業員らが、旅客機の認証に関する情報を不正に流用したとし、アメリカのワシントン州の裁判所に、情報の使用の差し止めなどを求める訴えを起こしたりと決して順調とは言えない状況が続いています。

久し振りの新規受注に関する話題となりましたが、エアアジアのCEOトニーフェルナンデス氏はリップサービスをすることが多い事でも知られ、コスト削減のためにエアバス社で統一されている機材を、コストのかかる新たなメーカーを選択するかどうかや、確立されていないリージョナル機でのLCC事業へ参入する必要性を考えると正式導入へは懐疑的部分が多いので、決定的な情報が出るまであまり期待はできないように思えます。

ただ受注が少ない東南アジアで、影響力のあるトニーフェルナンデス氏がMRJに関する発言をすることはMRJにとって、喜ぶべきと考えてもいいかもしれません。

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