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エアバス、短距離向けのA330neoの派生型を提供へ 中距離向け新型機は不要

エアバスは先日TAPポルトガル航空へ初号機となるA330neoを納入しましたが、同型機において短距離向けのA330neoの派生型を今後市場へ提供する方針であることがわかりました。

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来年のパリエアショーで、ボーイングが今後市場へ提供する2025年就航予定のB797 NMA(New Midsize Airplane)について発表を行うとみられていますが、エアバスも同航空ショーでA321XLRの開発を発表し対抗すると予想されています。

ボーイングが中距離市場向けの新型機を開発する一方、エアバスはB797に対し対抗できる機種はすでに保有しているとしており、A321XLR,A330neoの派生型の開発による既存のシリーズで中型機市場をカバーしたい考えです。なお、A330に関してはカタログ価格も安く設定し受注獲得を目指すと思われます。

派生型となる短距離向けのA330neoに関しては、エアバスのA330マーケティング責任者のCrawford Hamilton氏が11月26日のトゥールーズでのインタビューにおいて 、エンジンの推力レベルを下げ燃料負荷を減らし、最大離陸重量を242トンから200トンまで削減することができるだろうとしています。
その他、同氏はA330は汎用性が高く今も市場に必要とされている機種だとし、ボーイングがA330に対抗してB787を開発したがA330の受注を食い止めることができなかったことを例に挙げたほか、B797に関しては間接的に不要であるとコメントしています。

参考記事:bloomberg forbes

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エアバス、A321LRの航続距離を更に延長したA321XLRの開発に着手するか否かを2019年に決定