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ライオンエア墜落事故を受け、事故機の副操縦士の家族がボーイングに対し訴訟を起こす

2018年10月29日、インドネシア最大手LCCライオンエアJT610便が、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港離陸後すぐにカラワン湾へ墜落した事故を受け、事故機の副操縦士の家族がボーイングに対し訴訟を起こしたこと12月28日に発表しました。

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事故機となったB737MAXにおいては、自動失速防止システムのマニュアルに不備があった可能性が指摘されており、現在も事故原因をインドネシア当局が調査しており原因は明らかにされていませんが、飛行姿勢をコントロールするAOA(Angle Of Attack)センサーの1つが誤った情報をコックピットの計器に送った可能性があり、自動失速防止システムが作動し急降下したと推測されています。

訴訟はボーイングの本社があるシカゴで提起され、訴状内容はボーイングがB737MAXのマニュアルに必要手順の記載を怠ったと主張しています。現在のところボーイングは同訴訟に対してコメントしていません。

ライオンエアはボーイングに過失があるとしており、発注機材を全てキャンセルすることも検討しています。

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参考記事:ATW

ライオンエア機墜落を受け、B737MAXの自動失速防止システムにおいてマニュアルに不備の可能性が浮上

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