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カタール航空、中国南方航空の株式を5%取得 協力関係を強化へ

カタール航空は、戦略的投資として中国南方航空の株式を5%取得したことを1月2日に発表しました。

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カタール航空CEO Akbar Al Baker氏は今回の株式取得に際して、将来的には協力する可能性が高く、相互の顧客に利益をもたらすような長期的な関係を築く機会となるだろうとコメントしています。
追記:カタール航空は1年以内に出資比率を高めることも検討しているようです。

中国南方航空は2018年でスカイチーム脱退を発表しており、現在のところカタール航空が加盟するワンワールドへ加盟するとの見方が強くなっています。

しかしながらカタール航空CEO Akbar Al Baker氏は、同アライアンス内のアメリカン航空とカンタス航空を名指しで非難し、ワンワールド脱退を示唆しており、新アライアンスを結成するのではないかという推測もあります。

現在カタール航空は、今回の中国南方航空の株5%を含め、キャセイパシフィック航空の株を10%、南米のラタム航空の株を10%、IAGグループ(創設のブリティッシュエアウェイズ、イベリア航空と、スペインLCCブエリング航空、アイルランドのエアリンガス、スペイン長距離LCCのレベルなどがグループメンバー)の株を20%、エアイタリーの株を49%保有しています。

今回の発表で中国南方航空のスカイチーム脱退は、カタール航空が手引きしていた可能性が高いとされています。

参考記事:Qatar Airways

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カタール航空、アメリカン航空とカンタス航空を名指しで非難しワンワールド脱退を示唆

中国南方航空、年内でスカイチームを脱退へ