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元シンガポール航空の買い手のつかないA380の解体が始まる

航空機リースなども手掛けるドイツの投資ファンド、ドクター・ピーターズ・グループは10年間のリース契約が終了した元シンガポール航空のA380を保有しており、今後2機を解体し一部部品を中古市場にて再販する事を昨年6月に発表しましたが、計画通り2018年12月31日から解体作業が開始されています。

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現在A380の中古部品はそれほど市場に流通していないので、この事業により利益を確保したいとしており、部品の再販により4500万ドルの売り上げを見込んでいます。

今後は更に2機のA380がスクラップ化されることが予想されていましたが、幸いにも1機はポルトガルのチャーター便専門会社ハイフライと契約に至り運航を継続しています。

エミレーツ航空を除き新規受注でも中古市場でも人気がないA380は、エールフランスが保有機数を半減させる計画となっており今後も現役から退く機体が多くなることが予想されます。

参考記事・画像引用:aerotelegraph

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