ANAホールディングスは、今年度受領予定の2機のB777F型機を従来の予定通り今夏から中国・米国線へ投入する計画であることを明らかにしたと日刊工業新聞が報じました。
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ANAホールディングス傘下のANAカーゴは、今年夏にもまずは中国線に同機を投入し、年度内に米国線へ投入する計画です。以前の報道では羽田・成田両空港の路線に投入される計画となっています。
B777F型機は米中間の貨物需要を取り込む狙いで導入が決定した経緯がありますが、昨今の米中間の貿易摩擦により、貨物需要の変動が心配されANAの路線計画にも影響が出ることも考えられましたが、予定通りの投入となります。
B777Fは、ANAカーゴが現在運用しているB767-300Fに比べ最大搭載能力が約2倍の100tとなっており自動車、航空機のエンジン、半導体製造装置などの大型貨物、リチウムバッテリーや医薬品などの特殊品を大量輸送でき貨物のサイズや航続距離の制限がなくなることが期待され、今回の導入を機にANAは輸送量を大幅に増やす計画です。
なおANAカーゴは日系エアラインでは初となる医薬品輸送国際認証「IATA CEIVファーマ認証」を取得しており成田空港で高い品質管理体制を構築しています。
画像引用:ANA
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