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ANA、今年度導入のB777Fは7月から成田~上海線へ投入し、冬ダイヤからは成田~シカゴ線へも投入

ANAホールディングスは、今年度受領予定の2機のB777F型機を2019年7月2日から成田~上海線へ投入し、2019年10月27日からは成田~シカゴ線へ投入する計画を発表しました。

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導入するB777F型機は、7月2日から成田→関空→上海→成田を週5片道運航(火水木金土)とし8月25日まで関空を経由します。8月26日以降は成田―上海の単純往復へと変更する予定となっています。

10月27日からのシカゴ線の便数は現在調整中としており詳細が決定次第発表される見込みです。

B777F型機は米中間の貨物需要を取り込む狙いで導入が決定した経緯がありますが、昨今の米中間の貿易摩擦により、貨物需要の変動が心配されANAの路線計画にも影響が出ることも考えられましたが、予定通りの投入となります。

B777Fは、ANAカーゴが現在運用しているB767-300Fに比べ最大搭載能力が約2倍の100tとなっており自動車、航空機のエンジン、半導体製造装置などの大型貨物、リチウムバッテリーや医薬品などの特殊品を大量輸送でき貨物のサイズや航続距離の制限がなくなることが期待され、今回の導入を機にANAは輸送量を大幅に増やす計画です。

なおANAカーゴは日系エアラインでは初となる医薬品輸送国際認証「IATA CEIVファーマ認証」を取得しており成田空港で高い品質管理体制を構築しています。
画像引用:ANA

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