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昨年上海/浦東空港でJAL機の侵入によりデルタ航空機が緊急停止し、タイヤを破損させたトラブルの原因が判明

昨年11月13日に上海浦東空港で発生した、デルタ航空の離陸中の滑走路にJAL機が侵入し、デルタ機が離陸を中止しタイヤを破損させたトラブルで、当時担当していた管制官が処分を受けたことが明らかになりました。

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当時デトロイト行きのDL582便A350-900型機は、離陸中に前方を横切るJAL機(成田発JL783便)を発見し、離陸を中止し、高速滑走中からの緊急のブレーキであたったことからタイヤを破損させ、消防車が出動する事態となりました。

調査結果によると、管制官の指示を誤って認識したJALのパイロットが、確認のための復唱したところ管制官からは訂正されず、誤った認識の情報で滑走路に侵入してしまったことで、デルタ航空機滑走中の滑走路にJAL機が侵入する事となったようです。

調査結果からは双方の誤りが認められたことになります。なお中国民用航空局は復唱を正さなかったとして、当時担当していた管制官2名を行政処分としたことを発表しています。

参考記事・画像引用:航空圏

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