2020年開催の東京オリンピックを機に羽田空港では、発着枠拡大が予定されており今後旅客数が増えることから多くの整備事業が行われております。第3ターミナルに隣接する羽田空港跡地第2ゾーンではホテルの建設が始まっており注目されていますが、今回はもう一つの市街地側となる2020年オープン予定(2020年5月31日施工予定)の羽田空港跡地第1ゾーンの整備事業を紹介させて頂きます。
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画像引用:大田区
第2ゾーンについては、ホテル・天然温泉施設『泉の湯』・『グランドホワイエ』・川崎市との連絡橋を建設中となっており以前の記事で紹介させて頂いておりますのでそちらをご参照下さい。※リンク先はこちら
第1ゾーンでは、羽田みらい開発株式会社(鹿島建設株式会社、大和ハウス工業株式会社、京浜急行電鉄株式会社、日本空港ビルデング株式会社、空港施設株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京モノレール株式会社、野村不動産パートナーズ株式会社、富士フイルム株式会社が出資)が同エリアを先端産業拠点・クールジャパン発信拠点の整備・運営事業を推進しています。
画像引用:鹿島
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同ゾーンは第3ターミナルからから1駅2分の京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋駅」 直結となり2020年まち開き(先行施設開業)、2022年グランドオープンを予定しています。なお、都内各所や 空港周辺、京浜臨海部周辺エリア とのバスネットワーク網の構築、舟運・カーシェアリング・コミュニティサイクルの導入等により、交通結節機能を大幅に強化することが予定されています。
画像引用:国土交通省
約5.9haの敷地に、研究開発施設(ラボ・大規模オフィス)、先端医療研究センター、会議場、イベントホール、日本文化体験施設、飲食施設、研究・研修滞在施設、水素ステーション等を運営する予定となっています。
なお、イベントホールに関してはZeppホールネットワークが、東京において「Zepp Tokyo」「Zepp DiverCity(TOKYO)」に続く3館目として同ゾーンにて『Zepp Haneda』の開業を決定しています。
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画像引用:大田区
今後は2020年5月31日の施工を予定しており、東京オリンピックを前に開業することが予想されています。
羽田空港の整備は埋め立て工事を行わない限り残された土地はほぼ無くなるため、今回が最後の大きな整備事業になります。
E滑走路を望む声もありますが、莫大な工事費や東京湾の航路の問題などから具体的な計画は無いのが現状です。
国際線の発着枠拡大や第1ゾーン・第2ゾーンなどの新たな施設の開業で羽田空港関連施設の利用者数が今後も伸びることが予想されており、公共交通機関混雑や駐車場不足も心配されます。
少し先にはなりますが、JR東日本が東京駅から18分、新宿駅から23分、新木場駅から20分の「羽田空港アクセス線」を2028年以降の開業を目指し環境影響評価(アセスメント)に着手することも明らかになっていますのでそちらの整備事業も注目が集まります。
2020年を機に首都圏の空港でどのような変化がみられるのか今後も注目が集まります。
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