エアアジアXのBenyamin Ismail CEOは、長距離路線を担当する各国のエアアジアXの計画についてATWの取材に応じ、今後2年以内に欧米線を開設することや、長期的な計画ではエアアジアジャパンXの設立も検討していることを明らかにしました。
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まず先行して路線の開設が予定されているのは、タイエアアジアXによるヨーロッパ線とし、マレーシアエアアジアXは、アメリカ本土線の研究をしており2年以内の開設を予定しているとしています。
また、両路線ともに今後受領予定のA330neoを投入する見込みで、エアアジアXによるアメリカ西海岸線は日本経由とする可能性が高いとしています。
同紙は、ホノルル線同様に関西空港が有力としていますが、エアアジアジャパンの拠点空港で中部国際空港も候補の一つになり得ると指摘しています。
アメリカの就航先はまだ決めていないとしながらも、日米での需要があるロサンゼルス・サンフランシスコが有力とし、サンノゼ・オンタリオ・オークランドも候補としています。
これまでのアメリカ線に関する欧米メディア向けのインタビューでは、エアアジアX CEO Ismail氏は経由地は関西国際空港と明らかにしてきましたが、日本向けメディアの取材においてはエアアジアグループCEOトニーフェルアンデス氏が、時期には言及せず中部国際空港からのアメリカ線を検討しているしています。
また、今回のインタビューにおいてIsmail氏は、近い将来においてエアアジアXブランドが新しい航空会社を設立する計画はないが、長期的には日本、インドでの設立の可能性があることを明らかにしています。
これまでの報道など一連の流れを見る限り、エアアジアXによるアメリカ本土線は関西国際空港を経由する可能性が高く、トニー氏が言及してる中部国際空港からのアメリカ線を含めた長距離線が指すものはエアアジアジャパンXによるものと考えるのが適当かと推測されます。
現在もエアアジアグループがアメリカ線を計画していることがわかり、今後ZIPAIRを含めどのLCCが最初に太平洋横断路線に就航するのか注目が集まります。
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エアアジア、日本~欧米の長距離線の計画を初めて日本メディアに語る 現地紙では以前に関西~ロサンゼルスまたはサンフランシスコとの報道