乗員・乗客157名が犠牲となったエチオピア航空302便の事故において、同機のパイロットは緊急時のマニュアル対応を実施していたことが明らかになったとウォールストリートジャーナルが報じました。
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事故の予備調査結果の説明を受けた関係者の話として伝えられたもので、問題があったとされるB737MAX型機の失速防止装置『MCAS(Maneuvering Characteristics Augmentation System))』の不具合が発生し、同装置を停止させるマニュアル手順を踏んだものの、機体姿勢を修正することができず、再度同装置を作動させたことが明らかになったと報じられています。
同装置を再度作動させた意図はわかっていませんが、機体姿勢を回復できなかったことから再作動させたとの見方がされています。
なお、同機種の最大のオペレーターであるサウスウエスト航空は、MCASの不具合と考えられるトラブルが8件あったことを発表していますが、マニュアル手順に従いトラブルを対処したことが明らかになっています。
今後、事故の暫定報告書は一週間以内に発表される見込みとなっています。
参考記事:wsj
画像引用:Ethiopian Airlines
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