ボーイングのデニス・ミューレンバーグCEOは、ライオンエア、エチオピア航空のB737MAX型機の墜落の原因がシステムの誤作動であったことを認め、謝罪しました。
墜落の原因となったのは、機外に取り付けられるAOAセンサー(機首の角度を測るセンサー)が誤った情報を与えたことから失速防止システムMCASが作動し、自動で機種を下げ、操縦士は機体の体制を立て直すことができなかったとされます。
ボーイングは誤作動が発生した場合、自動操縦を手動へ切り替える手順をマニュアル化していましたが、昨日のエチオピア当局の発表では、この手順でも回復できなかったとしています。
なおボーイングCEOは、『リスクを排除することは我々の責任であり、その方法は分かっている』とコメントしています。
ボーイングは現在ソフトウェアの改修を行っており、数週間内にFAAへ申請し審査が始まる予定となっていますが、FAAの審査においても問題が指摘されていることから、審査期間も長期間に及ぶことが予想されております。
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