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エアバス、ベルーガXLを増機し2023年までに6機体制へ 既存ベルーガは転売も

エアバス社は、現在試験運用を実施し、開発を進めるベルーガXL(正式名称:A330-700L)を当初の5機から1機追加し6機体制とすることを発表しました。

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既存ベルーガ(正式名称:A300-600ST)の後続機として開発が進められているベルーガXLは、昨年7月に初号機が初飛行を行い、その後も飛行試験等が続いており、今月には2機目のベルーガXLが塗装の工程を終えた段階となっており計画通り開発が進んでいます。
今回の増機は、エアバスの新規受注の順調さを物語っていると考えられます。


画像引用:Airbus

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画像引用:Airbus

同機は、A330-200輸送機をベースに既存のベルーガよりも30%多い容量を輸送でき、全長は6m、全幅は1m、積載可能量は6トン拡大されていてA350XWBの主翼を2つ運ぶことや、A320の胴体部分を運ぶことが可能となっており、輸送力が大幅向上することが期待されています。

今年の後半には正式な就航を予定しており、2023年までに既存のベルーガの後続機として全機の就航を予定しています。画像引用:Airbus

また、既存ベルーガについては運用したいとしている企業があることから、売却を検討していることや、他のエアバスの部門に運用させ、独自の特大カーゴサービスを手掛けることを検討しているとしています。

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