国土交通省は、環境影響評価法第24条の規定に基づき、成田空港の更なる機能強化に係る環境影響評価書について、事業者である成田国際空港株式会社に対し、国土交通大臣意見を送付したことを発表しました。
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成田空港の更なる機能強化の概要は、 B滑走路の延長(1,000m延長し、延長後の滑走路3,500m)とC滑走路の新設(3,500m)となります。
国土交通大臣は、事業者から環境影響評価書の送付を受けたときは、環境大臣の意見を勘案し、環境の保全の見地からの意見を述べることができます。
意見書では、対象事業実施区域及びその周辺における環境影響を最大限、回避及び低減するため対策を検討し、以下の措置を適切に講ずるとともに、その旨を補正後の評価書に適切に記載されたい。としています。
・環境保全措置の具体化 ・地域住民等への丁寧な説明 ・航空機騒音 ・大気環境 ・水環境及び土壌環境 ・動植物及び生態系 ・人と自然との触れ合いの活動の場 ・廃棄物及び建設発生土 温室効果ガス
詳細な意見書はこちら
成田空港の夏目社長は、空港機能強化で必要とする用地の92%の同意を得ていることを3月末に明らかにしており、今回の意見書が空港側へ送付され、少しずつですが建設開始に向けた動きが加速しているものと考えられます。
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