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北京大興国際空港、開港に向け5月13日に4社が参加し4機種の実機試験を実施

2019年9月30日に開港する見込みとなっている北京大興国際空港(北京首都第二空港)において、5月13日に4社が参加し4機種の実機試験を行うことが発表されました。

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試験に参加するのは、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、厦門航空の4社で、機材はB747-8、A350-900、A380、B787-9が予定されており、着陸・離陸・地上滑走など一連の試験が行われる予定となっています。

同空港は、開港時は滑走路4本で運用を開始し、2025年には年間7200万人の利用者を想定しており、将来的には滑走路を7本に増やし、年間1億人の処理能力を備えた空港になる予定です。
工事状況では、既に消防設備点検や施設点検に入っており6月30日の完工が予定されています。


画像引用:新京报讯

画像引用:新京报讯

新空港に移転するのは中国東方航空系エアライン、中国南方航空系エアライン、スカイチーム系列、ワンワールド系列、中国系エアライン(首都航空・河北航空・春秋航空・中国联合航空・奥凱航空・東海航空など)とされており、中国国際航空系エアライン、海南航空グループ、スターアライアンス系列は北京首都空港に留まる予定です。
中国民用航空局によると貨物エアラインの中国郵政航空を除いた中国籍のエアラインは、両空港(大興・首都)に就航することは認めず、台湾・香港を含めた海外エアラインに関しては両空港への就航を含めた選択権があるとしています。

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画像引用:多维新闻
画像引用:企鹅新闻

開港に向けて工事の進捗状況も予定以上となっており、現在のところ遅れもなく9月30日に開港することが予定されています。

北京大興国際空港の開港により、ハブ空港間の競争が加速され日本にも少なからず乗り継ぎ乗客数等の影響が出る可能性もありますが、現在日本の首都圏空港で実現されていないオープンスカイ協定の締結へ向けた弾みとなることが期待されます。
参考までに成田空港は予てから中国と成田空港のオープンスカイを強く望む声明を発表しています。
参考記事:xinhuanet

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