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ボーイング、B737MAXの『MCAS(操縦特性向上システム)』の改修が完了したことを発表 FAAの審査段階へ

ボーイングは、B737AMXの『MCAS(操縦特性向上システム)』の改修が完了したことを発表しました。

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ボーイングはこれまで2件の墜落事故に繋がり問題とされていた『MCAS(操縦特性向上システム)』の改修を行い、NASA・アメリカ空軍・運輸省などの複数の機関の専門家から構成されるテクニカル・アドバイザリー・ボード(TAB)を招集し検証を続けてきました。

ボーイングは改修ソフトウェアを搭載した機体で独自のテスト飛行を207フライト、360時間以上かけて行い、デニス・ミューレンバーグCEOも実際に搭乗するなどし試験に立ち会いました。


画像引用:Boeing

今後はFAAの審査段階へと進み各国の航空当局の承認を得る必要があり早くても運航再開には数ヶ月を要するとの見方がされています。

ボーイングは当初、5月中旬にFAAより改修されたソフトウェアの承認を得て、7月中旬にも運航を再開させたい考えとし、同機の生産体制を7月にも通常の月産52機(現在42機)体制とする予定でしたが、現状の進捗状況からすると遅れる可能性が高そうです。

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