ボーイングは、開発中の次世代航空機B777Xの飛行試験機1号機が地上走行テストを開始したことを発表しました。
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同社は、現在パリで開催されている航空ショーで、搭載されるGE9Xのエンジンの問題から当初予定していた初飛行のスケジュールが遅れていることを明らかにしましたが、納入の延期は無いとしています。
画像引用:Boeing
B777Xは、B787の開発で用いられている技術を基に、更に燃費を向上させるために現状のB777-300ERの翼よりも23ft(7m)延長された設計となっており、現状の空港のスポットには収まらないサイズのため、改修工事の手間を省きエアラインが導入しやすくするために駐機時には翼を折り畳む設計とするなど新しい技術が組み込まれています。
ボーイングCEOのDennis Muilenburg氏は、B737MAXのシステムの変更によりB777XやB797(NMA)に与える影響について、大きな影響はなく当初の予定から変更する箇所は見当たらないとしながらも、テストプログラムの内容や認定方法は変更する可能性があるとしています。
なお、同社は航空ショーにて、ライバル機となるA350-1000とB777Xを比較し、777-9は10%低コストで53席増席できるなど、ワイドボディ機においてはボーイングが優位であることを顧客に向けアピールしています。
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