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エアアジア元会長が率いるグループが、マレーシア航空の買収に関心を示しマハティール首相と会談

エアアジアの創設に携わり元会長であるDatuk Pahamin Ab Rajab氏は、経営再建中のマレーシア航空を買収することに関心を示しマハティール首相と会談を行ったことが明らかになりました。

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同氏は、現エアアジアグループCEOのトニーフェルナンデス氏が航空業界へ参入を計画した際にマハティール首相と引き合わせた人物として知られ、エアアジアの特別塗装機にも描かれた人物となります。

同氏は5名が関わる共同事業体にてマレーシア航空の入札を行う考えを示しており、買収に際し人員削減は行わないことやマレーシア航空のブランド名は維持することを保証するとしています。また政府からの融資・援助は必要ないとし、経営に干渉しないことを求めていることが明らかになっています。

現在のところマレーシア航空はフルサービスキャリアであり続け、子会社のファイアフライはULCC(超格安航空会社)とする案が有力とされています。

また、一部報道にあったエアアジアによる買収はないとみられ、トニーフェルナンデス氏も否定したほか、Pahamin氏もトニーフェルナンデス氏が関与しておらずマレーシア航空を買収した際は、競争相手になるだろうというコメントを残しています。現状共同事業体に関わる主要5名の明らかになっていませんが、1名はイギリス人で残り4名がマレーシア人とだけ明かされています。
Pahamin氏は政府出身の人物で、古くからマハティール首相と親交がある人物でありエアアジアを軌道に乗せた経験もあることから、今後買収に向けた動きが加速することも考えられます。
参考記事:The Star Online

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