2017年5月に事実上2度目の経営破綻をしたイタリアのフラッグキャリアであるアリタリア航空の再建計画案の提出期限が本日15日であることから何らかの動きがあることが期待されています。
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これまで何度も提出期限が設定されたものの、何度も延期となり本日に至っていますが、今回ばかりは何らかの動きがあり経営再建に向け動き出すことが予想されると現地で報道されています。
アリタリア航空再建をめぐっては、イタリアの旧国鉄となるイタリア鉄道(Ferrovie dello Stato)がアンカー投資家となりデルタ航空、イージージェットの3社で、経営再建を図ることが最有力案とされていましたが、3月中旬にイージージェットが再建計画から撤退すること発表し、再び案が練り直されていました。
これまでのところ、イージージェットの抜けた穴を他の投資家で埋めることを計画しており、インフラ企業のtotoグループやサッカーのラツィオ、空港運営会社のアトランティアSpA、アビアンカ航空に出資していたGermán Efromovich氏の名前が挙がっています。
デルタ航空はGermán Efromovich氏の参加には反対しているとされ、当初の予定よりも自社の株式持分を増加させる見込みであると報道されています。
また経営再建計画においては長距離路線の縮小が予定されているとの報道があり、具体的にはローマ~ヨハネスブルグ・サンティアゴ・デリー・ハバナ、ミラノ~マレが運休対象とされています。また1航空機あたりの稼働時間を更に増加させることも計画されているようです。
想定よりも膨大な時間を要した経営再建計画がようやく動き出す可能性があり、どの企業が再建計画に加わるかなど本日の報道に注目が集まります。
参考記事:Corriere ilsole24ore
画像引用:Alitalia Airlines
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