航空機メーカー大手のボーイングは、B737MAXの運航停止などの影響により49億ドル(約5270億円)の損失が発生する見通しであることを発表しました。
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同機の運航停止をめぐっては導入を予定していたエアラインが、デリバリーがストップし受領が遅れたことから機材繰りの都合がつかず欠航便を発生させていることなどを理由にボーイングと補償交渉を行っていました。
今回の損失額は年内の運航を前提とした数字であることから、運航停止が長引けばより損失が拡大することが確実となっています。また、現在の状況としては年内の運航再開は難しいとみられており、年明け以降の運航再開との見方が有力です。
なお、月間42機の減産体制としている同機の生産を2020年には従来の57機体制へと戻す計画に変わりはないとし、現在の在庫分も運航停止措置の解除から数四半期内にデリバリーを終える予定としています。
デニス・ミューレンバーグCEOは、乗員乗客の安全確保が最も重要であることを強調し、現在の課題に取り組む意向を示しています。
参考資料・画像引用:Boeing
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