機材 航空ニュース

B777Xの初飛行が2020年前半まで延期へ トラブルによる新エンジンの供給遅れ

ボーイングが2020年の納入を目指すB777Xの初飛行が、GE社製の新エンジンの供給遅れから2020年前半まで延期することが明らかになりました。

スポンサーリンク

ボーイングは、当初2019年6月26日に初飛行を行う予定でしたが、エンジンテストの段階でGE9Xエンジンのコンプレッサー(圧縮機)で異常が見つかったことから初飛行を延期していました。
現在のところ2020年前半までには改修された新エンジンが納入される予定で、機械的な問題であることから問題解決は可能という認識をGE9Xエンジンの開発責任者のTed Ingling氏は明らかにしています。

ボーイングは、現時点で納入時期に延期はないとしていますが、一部アナリストは2021年まで納入開始が遅れる可能性を指摘しています。
なおエンジン問題発生前の情報では、ルフトハンザドイツ航空へ2020年12月、エミレーツ航空に2021年1月に納入が予定されています。

ボーイングは、B737MAXの問題に続きB777Xでも問題が発生し、さらにはB797の開発も遅れる可能性があることが指摘されており、今後しばらくは苦境となることが予想されます。
参考記事:AirlineRating
画像引用:GE Aviation

スポンサーリンク

ボーイング、B777Xが地上走行テストを開始したことを発表

カタール航空、B777Xの貨物機のローンチカスタマーに意欲

B777X最大の顧客であるエミレーツ航空が発注分の一部をB787-9への変更を検討

スポンサーリンク