北海道内7空港特定運営事業の優先交渉権者となった北海道エアポートグループの将来計画を国土交通省が公表しました。
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30年後の目標値として、7空港(新千歳、稚内、釧路、函館、旭川、帯広、女満別)の路線数を現状の60路線から142路線、7空港旅客数を現状の2,846万人から4,584万人と設定しています。
基本戦略として、7空港の役割分担に応じたターゲット 路線の設定、LCC 誘致による新規需要の拡大、道内オープンジョーによる広域観光促進を挙げています。
画像引用:国土交通省
今回は7空港のうちのグローバルゲートウェイとして位置づけられている新千歳空港の事業計画を紹介させて頂きます。なお、他空港は地域ゲートウェイとして位置づけられています。
画像引用:国土交通省
航空ネットワークの充実を目指し、ターゲット毎の路線誘致戦略、ビジネスジェット就航促進、輸出貨物増加への取組、広域観光の振興を行う計画です。
路線誘致に関しては、他の6空港で誘致困難な北海道未就航の長距離路線、アジアの地方都市路線の拡充、旅客流入を拡大、オフピーク時間帯を有効活用可能な路線の戦略的誘致をするとしています。
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空港施設に関しても、案として30年後の将来図が公開されています。
画像引用:国土交通省
【エアライン受入環境の整備】
・運営開始当初は、国内線旅客ビル施設の到着階拡張や搭乗待合室の混雑緩和、JR新千歳空港駅からの縦導線改善等、既存施設の利便性向上に優先的に投資
・国内線、国際線共用の旅客ビル施設(T3)を新設し、エアラインの拠点化を促進すると共に、十分な空港容量を確保 (投資額(想定)約612億円) •空港中央に交通観光センターを設置し、二次アクセスへの乗継利便性向上と交通
・空港中央に交通観光センターを設置し、二次アクセスへの乗継利便性向上と交通・観光情報提供の一元化を実現
・専用道を設けたBRT により交通観光センターとT3 を接続し、快適な移動手段を提供
今後は、10月頃に運営権設定・実施契約の締結行い2020年1月15日から7空港一体のビル運営を開始する予定となっています。
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